海洋研究開発機構と宇宙航空研究開発機構は16日、北極海の氷の面積が1978年に観測を始めて以降最少の530.7万平方キロメートルになったと発表した。氷の減少は9月中旬ごろまで続き、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」による2040~50年の予測値(450万平方キロメートル)に届く恐れもあるという。
 海洋機構などは、宇宙機構が開発し、米地球観測衛星に搭載された高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)の観測データなどを解析。今年は7月以降の海氷の減少ペースが速く、8月15日の観測で05年9月に記録した最少面積(531.5万平方キロメートル)を下回った。 

北極の氷40年に消える?/温暖化で、米チームが予測

 【ワシントン12日共同】地球温暖化によって北極海の氷の溶解速度が加速され、2040年夏にはほぼ消滅するとの試算結果を、米国立大気研究センター(NCAR)などの研究チームがまとめ、12日付の米地球物理学連合の学会誌に発表した。

 これまでにも70年夏ごろには消滅するとの予測があったが、時期が30年も早まった形だ。

 研究チームはスーパーコンピューターを使って氷の面積や厚さの推移を計算。地球温暖化を引き起こす2酸化炭素などの排出がこのままのペースで続くと、20年以内に氷が縮小する速度が4倍に加速され、40年の9月にはグリーンランドとカナダの北部海岸沿いにわずかに残るだけになるとの結果が出た。
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