携帯電話の販売台数が増加し続けている。市場を牽引する Nokia (NYSE:NOK) や、Apple (NASDAQ:AAPL) の新技術を搭載した『iPhone』のおかげで、ますます多くの消費者が携帯の購入に向かっているようだ。

調査会社 Gartner が23日に発表した最新の調査結果によると、2007年第2四半期の携帯電話の全世界販売台数は、前年同期比17%増の2億7090万台を記録したという。2007年通期の全世界販売台数は11億3000万台に達すると同社は予測している。
北米市場も堅調な伸びを示している。同市場における2007年第2四半期の販売台数は4140万台を超え、前年同期比で7%増加した。

Gartner の携帯端末調査担当主席アナリスト Hugues De La Vergne 氏は次のように述べる。「北米市場の2大通信事業者 AT&T と Verizon Wireless がともに、非常な好調を維持している。特に AT&T は、北米市場における Apple の iPhone 独占販売契約が (奏功した)」

一方、Motorola は同四半期、市場シェアを前年同期比で7.3ポイント下げ、14.6%となった。製品ラインナップを大幅に変えない限り、Motorola のシェアが20%近くにまで回復することはないと Gartner は見ている。

Nokia は四半期ベースでも通期ベースでも市場シェアを伸ばし、2007年第2四半期は全世界の販売台数の36.9%を占めるに至った。しかも、Nokia の業績にとってさらに好材料なのが、ハイエンド機種の売れ行きが好調で、同社製品の平均販売価格が上昇していることだ。

次の第3四半期は、iPhone の市場への影響がはっきり表われるという点で注目される。Apple のiPhone は発売時、大きな話題を集めて飛ぶような売れ行きを記録したが、発売が第2四半期の最終日前日だったため、同四半期には2日分の販売台数しか反映されていない。
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