継体大王(天皇)の即位1500年を記念し、大王の事績や郷土の歴史に関心を持ってもらおうと、記念イベント「継体大王即位1500周年物語I」が9日、福井市田原のフェニックスプラザ大ホールで開かれた。子供たちの研究発表や大王の生涯を題材にした創作舞踊などがあり、約1400人の観客を楽しませた。
 同物語Iは、県内各地で今秋開催されるさまざまな記念イベントの皮切りとして、継体大王即位1500周年記念事業実行委員会が企画。16日には同物語IIが開かれる。

 郷土の継体大王研究発表会では、大王の生誕地の滋賀県高島市や即位の地といわれる大阪府枚方市などに住む子供たちが、郷土に伝わる伝承や事績など、夏休みに研究した成果を発表。また、越前市の花筐(かきょう)小学校謡曲クラブの子供たちは、室町時代の猿楽師、世阿弥が創作した大王の恋の物語「花筐(はながたみ)」を謡曲で披露した。

 創作舞踊「継体大王物語」では、大王を育んだ古代時代の越の国をテーマにジャズ舞踊家、三代真史さんらが華麗で息のあったダンスで観客を魅了。激動の大王の生涯を情熱的に踊りきった。

 参加した滋賀県高島市の清水遥河君(12)は「大王を通して郷土の歴史などをたくさん学ぶことができた」と話していた。
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