長岡京市埋蔵文化財センターは18日、市立長法寺小学校(長岡京市長法寺川原谷)敷地内の長法寺遺跡(旧石器―江戸時代)発掘調査で、新たに6世紀半ばの後期古墳を確認した、と発表した。古墳の全体像は不明だが、直径は少なくとも16メートル以上あるとみられ、石室や石棺の破片も出土。石棺の石材が、この地域での使用例が少ないものと見られることなどから、同センターは「地域の有力者の墓だったのでは」としている。 調査は今年9月から、校内の木造給食棟などの建て替えに伴い、180平方メートルで行った。現在の地表から約70センチ掘り下げた層から、古墳の盛り土や、後期古墳に特徴的な横穴式石室の石材が抜き取られた跡などが見つかった。わずかに一緒に出土した土器の形式などから、6世紀半ばの築造と見られるという。
 横穴式石室には遺体を安置する玄室の壁石の一部が残っており、幅1・5~2メートル、奥行き約5メートルの石室と推定。石材が、乙訓地域では有力者の古墳でしか使われていない白色の凝灰岩とみられ、強い勢力を持った人物の墓と考えられるという。【椋田佳代】
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