県は5日、十和田市奥瀬の奥瀬歩道橋の下にある花壇の土から、高濃度の有害化学物質「ポリ塩化ビフェニール」(PCB)が検出されたと発表した。県は「橋を通行しても人体に影響はない」としているものの、3日から橋下の花壇を立ち入り禁止にした。 過去に橋の塗装に使われた塗料にPCBが含まれていたため、県が実態調査を行っていた。
 県道路課によると、検出されたPCBは48ppmで、県が定めた河川橋の下の土壌の除去基準値(1ppm)を大きく上回っていた。ただ、この基準は陸上橋には適用されない。県は今後、花壇や周辺住宅地の土壌をさらに調べ、結果次第では土を取り除く方針。
 このほか、現在調査している橋や歩道橋(全長15メートル未満)計41カ所のうち、奥瀬歩道橋以外の13カ所からもPCBが検出された。県は今後、各橋周辺の土壌調査を実施するという。
 PCBは主に魚介類を介して人間の体内に蓄積する。人間が多量に摂取した場合、がんなどを引き起こす可能性があるという。【喜浦遊】
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